「ソーシャル・ネットワーク」

評価:★★★☆☆



もともと、"facebook立ち上げの裏側にはこんなドラマがあったんだよ、
ふむふむ、そうか〜興味深い…"的な映画だったら、
あんまり観に行こうと思わなかったんだけど、
やたら評判いいので観に行ったら、
見事にそういう映画でした。


なんか自分が求めていたものというのは、
世界最年少の億万長者となってしまった立場への嫉妬やそれに対する孤独、
しかしそれをもろともしないマーク・ザッガーバーグの独自の、新しい価値観、
みたいなものが描かれていると面白いかな〜と思ったんですが。


そもそもこの話の背景というか、根幹にあるのは
アメリカの学生内にある伝統的な暗黙の階級社会でしょう。
ジョックとかギークとか、そういうもの?
ほんと、最悪だね。
そういうのが正義だと思ってる人種もたくさんいるだろうけど、
日本でも似たような感じあるよね、多少。


ボート部員の兄弟がなぜマークを起訴したのかという理由を
マークが女弁護士に、
『初めて自分たちの思い通りにならなかったから』と答えたのは
すごく的を得てるでしょう。


うーんなんかでもこれを観た日本人の中ではマークはオタクだし変態だし裏切り者だ、
サベリンが可哀想、とか思う人、多そうじゃないですか?
僕的には『裏切り者』という言葉がなぜ想起されるのかもよくわからないですが。


まあ、物語の争点がサベリン中心の話だったので、
多分サベリン自身に取材したんだろうな〜っていう裏は見えました。


p.s.
音楽にトレント・レズナー
制作総指揮にケビン・スペイシーが名を連ねており、
おおっ!と思うと同時に、
二人ともまだ生きてたんだ!って思いました。