そこにみえるものは

会社帰り、
普通に道を歩いていたら、
前から歩いてきた1人の中年のサラリーマンが
すれ違いざまぼくの目の前で立ち止まり、
不意に、




『そこやわ。』




と言った。


なんだか板尾創路的な感覚にとらわれ一瞬ウケたが、
きっと、彼は人生の境地、
極楽、涅槃、桃源郷が『そこ』に見えたに違いないのではないか。
そして不意にみえた『そこ』に向けて、一目散に旅立ったのでしょう。
ぼくも、『そこ』をいつか見つけ出したいです。