『iPadは大きめのiPhone』とかいっちゃってるけどそれで何が悪いの

日本ではiPadは「大きめのiPhone」に過ぎない - 池田信夫 blog


iPadが発表されたとき、個人的に欲しいと感じたか?というと、
欲しいとは感じませんでした。
多分それは、自分がiPhone持ってるからじゃないかな。
中身はiPhoneとほとんど一緒で、ただデカいだけだという。


ただそれで、中身の唯一の違いである電子書籍の面だけ見てどうなの、って突っ込むのって、
あまりに視野狭窄すぎやしないかと思う。
『デカいiPhone』という面が最大のポイントではないか。


はっきりいってiPadってこの10年のアップルのプロダクトの中でも
一番得体の知れないもの、って言っても言い過ぎじゃないんじゃない??
cubeやApple TVなんて目じゃないんじゃないのかな。
ぱっと見の『え?なにこれ??』レベルは群を抜いてると思う。
まず何に使うかわかんないもん。
だからこそ感じる、大きな可能性というのかなぁ〜
それは大いに感じました。


スティーブ・ジョブズはイベントで
『ラップトップ、スマートフォンに続く第3のカテゴリー』と言っていたけれど、
まさにそれが全てというか、
コンピューターという枠組みから抜け出せないノートパソコンと、
携帯電話という枠組みから抜け出せないiPhoneの中間をやる、
いわばスキマ産業でしょう。
そう考えるとiPhoneの様な完全なパーソナルユースではなく、
ビジネスユースの端末としての使用の展開が望めるのではないか。


たとえば店舗や施設内に置いてあるタッチパネルの端末なんかも、
iPadを端末として利用し、機能としてのアプリさえ開発すれば、
端末のコストとしては大分下がるだろうし、あらゆる用途で導入されるケースが増えるかもしれない。
図書館で閲覧用に貸し出してみたりしてはどうだろうか。
館内のWiFiを利用してのみ閲覧出来る環境を整備すれば、
図書館の利用価値または足を運ぶ魅力が上がる要素になりはしないだろうか。


PDA的なものはこれまでいくつも存在してきたとはいえ、
Appleがどーんとやっちゃうことに、時代の分岐点的な意味があると思うんだけども。
ここまで書くと自分どんだけApple信者やねん、とか言われそうだけど、
目のつけどころ、という点で、
今回は『アップルヤバイな』と思わせられたんだけども。どうよ。