セブンネットショッピングの早過ぎる宵は明けるのか

セブンネットショッピングの「事故」が報じられない理由 - NOW HERE


セブンネットショッピングがやらかしちゃった事の次第は上記リンクを参照。


もうね、明らかに見透かせるよ。
セブンみたいな大企業はものすごいトップダウンだと思うし、
下の意見も簡単には通らない。
上に伺い立てるところも多い。
こういう大企業の欠点は、
下の動力やその影響が企業の中の範囲で完結してやいないか?
と思わせるところ。


要は、下の人間は自分の仕事の社会に対する影響を認識しないどころか、
認識する必要、余地さえ『与えさせてもらえていない』のだろう。
本来、こういった大企業こそ社会的な影響をもたらすべきだし、
現実的にもたらせられる可能性は高いはずだ。
しかし、支社やグループ会社が多かったりで社員は、
「自分がいくら頑張ってとて企業を動かせない」
と思ってしまう。
すべては上層部によって動かされているから。
中小でもそういうことはあるだろうが、
それの比じゃないだろう。


そういった意味では、このECサイトを立ち上げるために
(おそらく)内部で組織された人間たちに対して、
ぼくはやや可哀相に思えてしまう。


思えばAmazon楽天も、小さなところから始まったベンチャーだ。
しかし元々スーパー、コンビニで大きくなっていた企業が
『ネットだ!』と始めたサイトは、
何分ネットの世界を知らなかったし、システムも知らなかったし、
芽吹く季節を間違えた、もしくは遅れ過ぎた植物のようだ。


それにしても、
魔物のごとき2ちゃんねらーの詮索はすごいね。感心するよ。
それイコール現代社会の一側面であることは間違いない。
だがメディアがそれを報じなかったというのは、
メディア側の人間も、受け取る側の人間も、
関心がないというのも1つの理由なのではないか。
これほどにまで、現代社会は『ネット側』と『非ネット側』の壁がデカい。
そしてセブンネットショッピングは『非ネット側』であった。


彼らが日の目を浴びる日はくるのだろうか??
決して間違った道を歩んではいないと思うのだが。
健闘を祈りたい。