Googleのココ最近の本気(マジ)感が多少怖い。

この年末年始、休みで家で結構テレビとかつけてたんだけど、
GoogleのTVCMが流れてるね。
おれ普段TV観ないから知らなかったけど、
ちょっと前から流れてるみたい。


ここ数日の間で観ただけでも何パターンかあって、
まるでAppleのCMかのようなインテリ+コジャレ感で一瞬噴いたんだけど、
内容的には検索で興味があるものを探す、というプロセスを
非常にシンプルかつ明快に表した内容で、
ネットしない層の人でも興味をそそられそうな出来映えだったので、
ああ〜これでついにテレビ層も根こそぎかっさらって
いよいよテレビ終了ってな感じになるのかな〜とか考えてた。


でもこのCMを観て、
『テレビはもう終わりだ、おまえらもみんなネットに来い』
という手招きに見えるのは、完全に『ネット側』目線の考えだよね。
例えばまったくネットをさわったことのない、
テレビが第一情報源という人から見たら、
googleで検索する』ことで情報が拡がる、ということへの魅力を感じるだけにすぎないだろう。
まあ、最終的には同じところに帰着するのだが、
テレビ側の人はまだ『ネットは情報源としてはセカンドだろう』と思っているところが異なる。
ネット側の人間は、『ネットはテレビを超える』ということを知っているから。


それを含めて考えると、
今(になってやっと)こうやって『検索しましょうよ』と投げかけるテレビCMを打つということは、
『検索される』だけで収益が確保されるシステムが整ったということだけでなく、
Googleは最早、人々の第一情報源を
テレビからネットに移行させる準備が万端なんだと思う。
一昨年〜去年からGoogleはありえない程の無料サービスの提供を
破竹の勢いで開始してきたわけだけど、
もう多分Googleは、
Googleがないと生きていけないと人々が思う社会』にする気マンマンで、
そうやって世界を変える確信をもってるんじゃないかな、と思う。


でもなんか、一瞬気持ち悪いというか、
恐怖を覚えてしまうのは、
あんな殺風景なページのブランドイメージしかないGoogle
突如情報社会のボスとして君臨しようとしているところに、
2001年宇宙の旅』の如き【人工知能の人間征服】的なイメージがよぎってしまうから。おれは。
Androidとか、妙に無機質な名前つけるな〜とか思ってたし。


そういえば去年末に会社にGoogleから電話があったのを思い出した。
担当者の人が『Googleの●●です〜』って言ってたし。
いや、当たり前なんだけど。
Appleの人と電話で話したときも、
無機質なブランドイメージとの違和感を感じたことがあったが、
Googleはそれを上回る。
気持ち悪い。